2016/11/17
一本一本のケーブルが積み重なってゆく
こんにちは。ボスをやっているムネです。
数字は苦手だし昼夜逆転気味のいい加減な経営者ですが、先月の終わりに備品としてこういうケーブルを買いました。
(iPhone 7用オーディオ変換ケーブル)
「何それ?」
わかる方しかわからないですよね。
9月にiPhone 7が発売されたのですが、このバージョンからイヤホンジャックが廃止となってしまいました。
ワイヤレスでヘッドホンに音源を飛ばすBluetooth仕様になったわけです。
これ、波紋を呼んでいます。
「今まで使っていたヘッドホンが使えない!」わけですから。
備品として買ったケーブルは、そのiPhone 7から流れる音楽をアナログオーディオ信号に変換するケーブルです。
(購入されたiPhonne 7の箱の中にも同じような変換ケーブルが入っているんじゃないかと思います)。
これをスタジオ内のオーディオケーブルにつなげば、今まで通り音楽が流れるわけです。
さて、スクールのレッスンでは生徒さんに音源を持参して頂くことになっていますが、その音源はまちまち。
カセットテープ、CD、ポータブルプレイヤー(iPodなど)、スマホ(iPhoneなど)などバラエティに富んでいます(さすがにアナログ盤レコードやオープンリールのテープレコーダーには対応できません)。
そして今度はBluetooth(iPhone 7)、ということになってしまいました。
こういう時に経営者って考えるんです。
300名の生徒さんの中で、iPhone 7に機種変した方がどの位いるのかわからない。
だけど、同梱の変換ケーブルを教室に持って来る方は稀だろうな、と。
だったら変換ケーブル(※)をこちらで何本か用意して、音源に困らないようにしなければと考えるわけです。
ケーブルは一本699円ですみました。
とりあえず2本を購入して、様子見ながら増やして行きます。
Amazonから届いたら、スタッフが手際よく備品票と購入日を記載してくれてました。それなりに使用頻度はあるようです。
僕は「たかがケーブル、されどケーブル」だと思っています。
生徒さんからしてみたら、まだまだ至らないトコロだらけかもしれません。自分もまだまだ至らないトコロだらけです。
でも、この一本のケーブルを買うってことには、とても意味があることだと思っています。
この教室はまだまだ吹けば飛ぶような小企業ですが、こういう細かい細かーい積み重ねを経て、12年を生き延びてきたからです。
(※)Bluetoothで受信してアナログオーディオ信号に変換する受信機もあるのですが、iPhone側と受信機側で「ペアリング」という作業をしなければなりません。
不特定多数の方が来られる教室で、貴重なレッスンの時間を使って都度ペアリング作業を行うのは、決してよいことではありません。下手するとスタジオ外にいる他の生徒さんの通話がまる聞こえになる可能性だってあるわけですし、認識がうまくゆかなかったらアウトです。