レッスン内容
300人の歌声があれば、300通りのレッスンがあります!
「何とかメソッド」とか「何とか式」とか、ボイストレーニングの方法は色々とありますが、
これってダイエットと一緒です。あなたにあったレッスンでなければ、習っても意味はありません。
ミューズポートには300人以上の生徒さんがおりますが、その教え方は「300通り」だと考えています。
「音痴矯正」「滑舌」「リズム感」「発声」「響き」….
長年にわたる蓄積の中から、その人の歌い方、目標、ジャンル、声質、年齢、ご性格
生徒さん一人ひとりにあった形・「あなたメソッド」のレッスンを行うことを、
ミューズポートではとても大切にしています。
インストラクター同士で常に情報を交換しあい、研鑽を繰り返しながら
「目指せ一億二千万通り!」と本気で考えています。
あっ、一億二千万って現在の日本の人口ですよ。
「すべての人に習って欲しい!」これがミューズポートの願いです。
もちろん楽譜が読めなくても全然大丈夫ですよ!
Aさんのある日のレッスン
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レッスンスタート
講師「こんにちは~!今日もお願いします🎵」
Aさん「お願いします🎵」
講師「体調どうですか?」
Aさん「仕事ハードだったんで今日はスカッとしたいです~(笑)」
などなど今日のコンディションを伺いながらレッスンスタートです。
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まずは呼吸法のトレーニングから
姿勢やお腹(横隔膜)の動きを確認しながら歌につながる呼吸を
意識してもらうように拍子に合わせて呼吸を行います。
Aさん、回を重ねるごとに力まずたくさんの息をコントロール出来るようになってきましたね♪
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基礎発声
息を声につなげるイメージを一緒に確認。まずはシンプルな言葉や音階で発声練習をしていきます。
前回までの発声が安定してきたので今日は新しい響きのトレーニングを加えていくことにします!
Aさん「こんなところ使ったことない!」「こんな声が出ますか?!」
講師「そうそうそのまま息流して〜!もう1ミリ引き上げる感じ!重心はちょい前!頭の皮膚全部使って〜!」
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発声アドバイス
講師はAさんの新しい声を引き出せるようにその声や身体の使い方を
よーく見て探ってアドバイスを加えていきます。
それは口の中の形だったり目の後ろの感覚だったり、、
「そんな見えないところ?!」というびっくりなところまでお伝えします(笑)
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その「ほんの1ミリの違い」で驚くほどブレイクスルーするのがボイトレのおもしろいところです!
ちなみに“地声と裏声の境目を上手くつなげて歌えるようになりたい”という
目標があるAさんに合わせて必要な練習を毎回増やしていくように考えて発声練習を行っています🎵
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レッスン後半は好きな歌を歌唱
まずは通して歌ってもらいます。
講師「前回、息継ぎで苦労してたけど今日はよくなってますね!」
Aさん「はい、今日の方が苦しくないです!でも、ちょっとサビがまだきついかなぁ」
この曲のサビはAさんが課題にしている“地声と裏声の境目”を行き来する音程が出てくるんですね。
全体的なピッチや息継ぎは出来てきたので、今日はサビの歌いこなし方を重点的に練習することにします。
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Aさんと歌詞カードを見ながら一語ごとにピッチを把握して声の響きを選んでいきます。
原曲の声の響きの変化を確認しつつ“Aさんがどう歌いたいかどう歌えるか”を擦り合わせていきます。
この時、さきほど練習した発声を応用してみてもらいながらフレージングに取り組むことも多いです。
Aさん「この〇〇の瞬間はどうしたらいいですか?ウラになっちゃいます。。」
講師「ウラ声に抜けても綺麗ですけど重心をもっていかれないようにもう少し支え下げて喉頭下げて、響きを中声に当てていきましょうか」
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こうして、Aさんの理想の歌声に近づけるよう繰り返し練習します。
Aさんも感覚の変化を感じられてきたところで、音源を流して歌ってみます。
音程やアクセント、響きの切り替えなど始めよりも明確に聞こえて良いフレージングになりました!
2人「いけましたね(喜!)」
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レッスン終了
お疲れさまでした~!ナイスファイト!!
「サビがクリアになってきてましたよ!歌ってみてどう?」
「通すと忙しい〜(笑) だけど歌えてきました!」
終わりに今日のポイントをかみしめて、質問や次回への課題を話し合って終了です!
2人「おつかれさまでした!!」