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本日、東日本大震災の発生から9年を迎えました。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方々に深く哀悼の気持ちを表させて頂きます。

(2012年1月、宮城県名取市閖上地区の日和山より撮影。ここには集落がありました）

(2019年10月、ほぼ同地点を撮影)

９年前、私どもはレッスンを通して生徒さんの沢山の喜怒哀楽に触れる事になりました。

誰かを導いたり、励ましたり、応援したり、心配したりという事は、とても我々にはできません。
私どもは普通の人間で、それができるようなスーパーマンではありませんでしたから。
でもレッスンを通して寄り添うことならできたのです。
あるいは寄り添って頂いていたのかもしれません。

「歌わずにはいられない」とやってくる生徒さん、
「家に１人でいると不安になる」とやってくる生徒さん、
レッスンにならずに、ただただ話したい事を話して変えられる生徒さん、
レッスンも教室のロビーも、そういうつかの間の息抜きの場所、交流の場所になっていました。

混乱の中で、何かひとつ変わらないものであり続ける事は難しい事でありましたが、そういう時間を通して私どもも大変勉強をさせて頂いたのです。

あれから９年、日本新型コロナウイルスという混乱の中でこの日を迎えました。

私どもは感染防止のため最大限の注意を払いながら粛々とレッスンを続けています。
情報収集には最善を尽くしておりますが、状況の悪化によっては休校という事も常に覚悟しています。

ひとつ言えるのは、これからもミューズポートボーカル教室は生徒さんの喜怒哀楽に寄り添った存在でいたいということです。
単に「歌を教えるだけの学校」ではありたくはないからです。

ミューズポートボーカル教室 / 株式会社ミューズポート　スタッフ一同