2019/01/22
自分に聞こえてくる声と相手に聞こえる声
こんにちは。
たまにレッスン時に録音をお勧めしておりますが、それを聞き返してみると
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「私の声…想像と違う」
「聞きたくないぃぃ」
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と思いませんか?
スマホで撮った何気ない動画でも、録音でも外部から聞く自分の声って
普段聞いているものと比べて違和感がありますよね。( 一一)
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実はこれって音の伝わり方に秘密があって。
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「骨導」体の中を伝わる音
「気導」空気を媒体として伝わる音
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に差があるからなんです。
「骨導では1オクターブに6dbの比率で、気導音より早く低下」
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小難しいですが(笑)
自分の中からの声は低音が強調、ガサガサに聴こえる。ことが多い様です。
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つまり誰かの真似をして自分で同じ音色で歌っても人が聞いたら少し違うんですね。
これって、自分の声にも当てはまります。
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上記の理由でレッスンの時には
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上手くいったときの「音色」を再現するのではなく
上手くいったときの「体の感覚」を再現してください。
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とレクチャーさせていただいております。
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合唱などで人と歌う機会の多い方はこの骨導と気導のバランスを整えることが大切になります。おひとりで歌う方も響きに迷ったときはこれを見直します。
これには何度も何度もレッスンが必要で客観的な耳が必要になりますが…。
それこそ、肉体的な疲労でもこのバランスは崩れやすいです。
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歌は体が楽器です!
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体調管理に気をつけて元気にうたいましょ~!