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ムダカラ Vol.4が無事終わったっていう話

こんにちは、宗澤です。

僕は仕事がら様々な音楽イベントを拝見させて頂くわけですが、
カラオケコンサートのようなイベントにも何度も足を運ばせて頂いています。

だいたいこういうコンサートは2コーラス歌唱で、参加者は200名以上いて、審査員がついて、プロの歌手がゲストで出演して、楽屋で着替えができて、お弁当がついてと至れり尽くせりで、参加費も高額で、入場料を取る場合もあったりします。これはこれで客席も満員で、豪華な衣装に身をまとった出演者の方々の姿はとても華やかなものがあります。
ひまわりの郷大ホール

しかしながら元来へそ曲がりの性格なんでしょう。そういうイベントを見ていると妙に逆の事がやりたくなる。フルコーラス歌えるけど、参加者は25名ぐらいに限定し、審査員もいなければ、ゲストもいない、お客さんもいなくてもいい。楽屋もなくて、お弁当もでなくて、お客さんもほぼ出演者しかいなくて、夜だけしかやらないから、仕事帰りのスーツ姿でも出演できる。

唯一豪華なのはそれを大ホールでやる、ということだけです。

参加費はカラオケで飲み食いしてワリカンするぐらいの値段に抑えました。
予算は限られているのでやれることは一人でこなします。
一人で搬入のお手伝いと会場設営と司会と進行とカメラ撮影とビデオ撮影と会場設営をやるわけですが、参加者25人は1人でできる限界、そのギリギリの所で行うのは「ムダカラ」なわけです。

そうそう、前はいっぱいいっぱいでしたが、回を重ねたせいか、ようやくじっくり歌を楽しむ余裕も自分の中には生まれてきました(司会はまだまだですが(;^_^A)。

最初、この企画を相談したのが音響会社のクリエイトのよーこちゃんでした。
普段はまつざき幸介さんと行動を共にする事の多い業者さんです。
そうしたら「面白い!乗った!」と返事が来ました。彼女の協力なくしては絶対実現しませんでした。

そして回を重ねる事に、ひまわりの郷のスタッフさんもこの企画を覚えていてくれて、面白がって協力して下さいます。

まったくもってこういう方々の協力なくしては、こういう贅沢なイベントの実現は不可能でしょう。
客席はこんな感じ
(最上段までの登り降りはいい運動になります)

年3回のスクールライブ、そしてセプコンなどの機会をのぞけば、僕は普段なかなか皆さんの歌声を聞く機会がありません。

ですから「へぇ~、〇〇さんって、こういう歌声なんだぁ」という新鮮な発見があってホント面白い。
そういう意味ではこのイベント、自分の趣味を兼ねているなぁ、と。

上は80歳、下は14歳の方までが歌われた25曲、ひとつひとつが記憶にしっかり刻まれました。

感じたのは言うまでもなく「発見」でした。

そういう意味で、今回最も印象に残ったのが鏡五郎の演歌を歌って下さったご年配のTさんでした。

普段のレッスンではとても物静かな方、どこで着替えられたのだろう。着物姿で登場したTさんの歌唱の上手さには仰天しました。
自然と満場の拍手が沸き起こったのです。しかもTさん、女性に語り掛ける歌詞の部分ではわざわざ下手まで行ってよーこちゃんに歌いかける。ナイスです!

そう、Tさんの歌唱力やステージングには圧倒的な説得力があったのです。
「歌は説得力(伝える力)でジャンルや年齢は関係ないんだ」という事を改めて感じた瞬間でした。

別の意味で驚いていたのは私だけではなく、よーこちゃんたち。
横浜を中心に年に百回以上カラオケイベントで音響を担当していれば、常連さんの歌唱は嫌でもわかっている。
だけど、その預かり知らない所に、その平均をずっと上回る方がここにいる、その事に驚いていたのです。

最後に申し上げておくと、出演者は25名なんですが、お客さんは40名ほどおりました。
パッと見渡すと、生徒さんでない一般の方も見に来ていただいている感じでした。
なんか増えてきたのが嬉しいです。

おいで頂いた皆様にお改めてお礼申し上げます。

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